キーワード索引

芸術

  • OS-2-2-4
    公募発表
    田中 吉史 (金沢工業大学心理科学科)
    高村 茉莉 (金沢工業大学心理科学科)
    音楽に関する態度や行動が、音楽への関与の深化に伴ってどのように変化するかを、音楽への関与度が様々な10人に対する面接により検討した。低関与群では、音楽を環境音の一部や好きなコンテンツの要素の一つとしてとらえる傾向があること、中関与群では気分や感情への影響など、音楽聴取に伴う内面的変化に着目すること、高関与群では、自立したコンテンツとして、音楽を作り手からのメッセージとして捉え、人生において重要な位置づけを行うことが示唆された。
  • P-2-22A
    渡邊 智也 (京都大学,ベネッセ教育総合研究所)
    楠見 孝 (京都大学大学院教育学研究科)
    本研究は,物語の登場人物を演じる演劇体験のうち,物語を読んでどのような演技をするのか構想する「演技計画」を行うことの,他者の心的状態を推測する能力や共感への促進効果を検証した.大学生82名を対象とした実験の結果,物語を読んでその内容を要約した戯曲要約群と比較した演技計画の促進効果は見られなかった.一方で,演技計画群が経験した戯曲の物語への移入の強さは,視点取得能力の向上を促進することが示された.
  • P-3-4
    上芝 智裕 (中京大学 工学部)
    宮田 義郎 (中京大学 工学部)
    カンブリアンゲーム(安斎,中村)に画像生成AIを使用したセッションの参加者は,AIが予想していなかった画像を生成したときに,より興味深いつながりを発見し,画像に新しい意味を見出し,世界に新たな可能性を発見し世界観が広がった.アートはテクノロジーによる創造的活動の抑制に抵抗してきたが,AIを含むテクノロジーを,便利なツールとして消費するのではなく,創造的活動のパートナーとして扱う必要があることを論じる.